自分の短所よりも長所に目を向けるようになって、世界が変わった、っていう話。
生きづらさを抱えている人にとって、何かのヒントになるかもね。
お笑いを始めたばかりの若手の頃、毎日毎日、先輩に「大喜利」の練習をやらされていたんだって。
「大喜利(おおぎり)」っていうのは、「笑点」とか「IPPONグランプリ」みたいな形ののお笑いね。
出されたお題に対して即興で何か面白いことを答える、っていうやつ。
で、日本語もまだカタコトしか喋れない当時の渡辺直美さんはどうしても大喜利が苦手だったんだって。(直美さんは台湾生まれ)
それで、大喜利も得意で頭の良い先輩、オリエンタルラジオの中田敦彦(通称あっちゃん)に、アドバイスを求めに行ったんだって。
「どうすれば大喜利を上手くなれますか?」って。
そしたら、あっちゃん、
「直美、お前は大喜利なんてやらなくていい。他にもいっぱい武器を持っているじゃないか。短所にばかり目を向けずに、自分の長所を伸ばせ」
みたいに言ってくれたんだって。
それで渡辺直美さんは、開眼したらしいんだよね。
コントとか、ダンスとか、下ネタとか、ファッションとか、自分の持ち味を活かせるようになったんだって。
これさぁ…オリラジのあっちゃんがすごいと思うんだよね。
他の先輩たちは、毎日毎日、直美に大喜利の練習をさせていたわけでしょ?
直美の持ち味、長所を伸ばすっていうふうには考えていなかったわけ。
逆に直美が、中途半端に大喜利が上手かったとしたら、世に出ることなく埋もれていたかもしれないよ。
直美は大喜利が苦手だったからこそ、他の分野に活路を見いだしたわけだからさ。
この話、とても良い教訓だと思います。
きっと、苦手な分野で頑張っても、せいぜい人並み程度の成果しか出すことはできない。
輝きたいのならば、得意な分野、すなわち自分の長所で勝負しないとダメなんだよね。
非常~~に納得。
私も今後、改めて自分の持ち味や長所について、もう一度真剣に考えてみます。
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